2012/10/05

TIAOBooks について


ボーンデジタルでパブリッシングの可能性に挑戦するTIAOBooks

(ティアオ)は電子出版の未開の原野で開拓農民のように十年近く活動してきました。ネットで運用する文芸サイトには国内各地/海外からも作家が参加、また地域からのパブリッシングを旗印に、九州電書会の活動に関わっています。

さて最近、電子書籍元年と毎年言われ、やっと夜明けがやってきたようですが、燦々と輝く太陽が上るといういうわけではなさそうなので、先ずは、新作に2004年からの作品もあわせ「TIAOBooks100」として選び、スマフォ/タブレット/パソコン/専用電書リーダ向けに公開/配信していきます。
また、新しい仲間を探していますのでお気軽に連絡/相談してください。

(ティアオ)代表
TIAOBooks 編集長/発行人
野知 潤一


<これまでの歩み>
▽ 2001年〜2003年
電撃文庫公式HPの運営に参画し、新刊立ち読みをボイジャー社T-Timeプラグインで行う。これが電子書籍へ関わる切っ掛けとなった。
▽ 2002年
九州タウン情報ネットワークとの共同企画で、九州を舞台とした作品の公募「Qストーリー大賞」を実施し、公式サイトで一次選考通過作品の公開にボイジャー社T-Timeプラグインを採用。
▽ 2004年
5月、「Qストーリー大賞」の継続がタウン情報誌側の事情で難しくなったため、自社運営での文芸サイトを構想し、福岡県商工部管掌のマルチメディア・アライアンス福岡(MAF)ワークショップとして地域発文芸サイト「マチともの語り」をスタート。「Qストーリー大賞」に応募した作家陣も参加、このミス大賞で作家デビューした東山彰良さんも『Love Bites』を寄稿してくれた。
▽ 2005年
1月、「マチともの語り」からの作品をボイジャー社理想書店で販売開始。
▽ 2006年
すばる文学賞受賞作家、楠見朋彦氏も阪神大震災の記憶をテーマにした『遅れて来たメッセンジャー』を書き下ろしで発表してくれるなど、作家陣も充実してきたのだが、PC向け電子書籍では期待したような結果を出せないのに焦っていた時、ケータイ読書が急速に広がってきたニュースが耳に入るようになる。
マチともの語り」参加作家から、女性向けの新感覚官能小説はどうだろ? という提案を受けて、10月に「モモカタリ」立ち上げる。ミクシィの「超短編官能小説」コミュに参加していた有力作家たちが参加してくれた。
▽ 2007年5月
ドワンゴ社のドコモ電子書籍サイト、dwango.jp(ブック)のオープンにインディース・レーベル「モモカタリ」として参加。
▽ 2008年
dwango.jp(ブック)で毎週新作を1〜2タイトルを配信し続けて、小説コーナーの人気レーベルとなり、ランキング上位を独占する。しかしドコモ向けの1書店だけの配信では限界もあり、配信ルートの開拓に取り掛かる。
▽ 2009年
兼松グランクス社『コダワリ編集部イチオシ!』で3キャリア向けの配信が実現。さらに同社ルートで複数書店への配信も始めたが、ケータイ電書市場はコミックが圧倒的でテキスト系コンテンツを漫然と流しただけでは結果は出せないと痛感。
10月にdwango.jp(ブック)が閉店。夏に急に決定された直後に連絡を受けていたが、電子書籍元年と世間的には騒がれる中でのドワンゴの撤退は痛かった。今にして思えば、その後のガラケーからスマホへの急激な変化を先読みしての判断だと思われる。緊急避難として、dwango.jp(ブック)でこれまで配信してきたコンテンツを兼松グランクス社ルートへ切り替え、ガラケー向け「モモカタリ」配信は継続。
▽ 2010年
iOS、Android搭載のスマホ、タブレットが新しい電子書籍のメディアとして登場し、これまでの配信環境が大きく変わるのに対応を急かされた一年で、なんとか下記の配信ルートを確保。
  • Voyager Store
  • BookLive!
  • Reader™ Store|ソニー
  • 紀伊國屋BookWeb
  • LISMO Book Store|au by KDDI 
  • GALAPAGOS STORE
  • 楽天Raboo
  • BookPlace(東芝)
  • dマーケットBOOKストア(ドコモ)


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