2012/03/03

『くノ一隠密録』くりきん

作:くりきん
イラスト:teru

時代の影の中にも颯爽と生きた女がいた。凛と美しく、時になまめかしく、あなたを刺激する「くの一」。鈴丸はあなたになにを語りかけるのか? 待望のくりきん官能忍法帖の登場!

価格:250円(税込)
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<著者からのコメント>
この作品の主人公、鈴丸はくノ一ですが、実はすごく影響を受けたキャラクターがいます。それは白土三平先生の漫画、「カムイ外伝」に登場する抜けくノ一、「赤目のスガル」です。 
「カムイ外伝」は近年、実写映画化もされ、スガルは小雪さんが演じ、ご記憶にある方もいらっしゃると思います。私は幼少の頃よりサスケやカムイといった白土作品を好んで読んでいました。白土漫画にはかなり理屈っぽい解説が多く、この「くノ一隠密録」の文体も白土先生の文体を意識しました。 
話をスガルに戻しましょう。スガルは忍びの世界から抜け、一生追忍に追われる抜け忍です。その境遇はカムイ外伝の主人公、夙のカムイと同じです。疑心暗鬼に陥りながらも強く生き、人としての心を忘れない、そんなスガルに私は共感しました。そんなスガルの影響を受けて、凛として自立した女性として鈴丸が誕生したわけです。無論、スガルは鈴丸のように淫靡ではありませんが……。 
鈴丸は時代の影に生きる宿命を負った女性です。女の武器を使って非情なまでに次々と強敵を倒していきます。しかし、決して人の心を忘れず、その心の奥底では赤い血潮が脈々と息づいています。  
現在、鈴丸の登場するパラレルワールドを執筆中。鈴丸も大活躍する時代小説です。ご期待ください。
そんな鈴丸をこれからも応援よろしく!

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